2015年05月05日

初回購入の報酬単価はなぜ高いのか?

アフィしてると、広告単価が商品単価に対して倍以上頂ける案件も見受けられます。2,000円の商品なら報酬単価4,000円とか、明らかに企業側は赤字であるのに、アフィリエイターにお小遣いをくれるために設定されているような案件です。

ちょっと考えてみると、非常にあやしいといいますか、「本当に報酬を頂けるのかしら?」とか、「何か裏があるんじゃないの?」と疑心暗鬼になってしまうこともあると思います。

けれども、企業側にとってみても、何らかのメリットがあるからこそ、そういう高額報酬を設定して頂いているわけですので、たいていの案件は報酬が高いからといって心配する必要などはありません。

簡単にいえば、リスト取りということになると思いますが、2,000円の商品だったとしても、それが毎月購入してくれるものなら、年間で2万4000円の売上になるわけです。もし、5年も継続されれば10万円以上にはなります。

けれども、最初の2,000円の購入がなければ、その10万円の売上がないわけですので、企業が力をそそいでいるのは、その新規の初回購入をいかにしてゲットするかという点です。

なので、新規顧客の場合は赤字覚悟で報酬単価を設定されている企業がけっこう多いものと思われます。

この手法は今にはじまったものではなく、ネットがはじまるずっと以前からオフラインでも当たり前のように取り入れられていたものです。

確か、アメリカではじまったものと記憶しておりますが、とある社長さんがセールスマンの報酬について、新規顧客を獲得した場合には商品単価の倍の報酬を払うと決めたことにより、1時的にはコストが増大したものの、業績が飛躍的にアップしたことが原点だったものと思います。

また、1度購入してもらった場合、ほかにも様々な商品をご紹介することにより、派生的に売上が見込める可能性も秘めているわけです。ダイレクトメールを使うのか、あるいは営業電話をするのかは知りませんが、単にお客さんを待つだけではなく、自社からアプローチすることが可能になるわけです。

加えて、これは私個人の推測になりますが、節税対策のメリットも重要なポイントになってくるものと思います。一般的に、企業の法人税は実効税率が4割程度といわれていますが、仮に10億円の純利益が発生した場合、税金の支払いで4億とかが消えてしまうわけです。

このキャッシュは税金で払えばそのまま消えてしまうわけですが、これを4億円分の顧客リストの形に変換することにより、今後、継続的に売上を上げてくれる無形の資産にかわるわけです。このような節税的な意味合いもあるものと思います。

そんなわけで、最初の新規のお客さんをいかにしてつかむのかについて、どの企業もやっきになっているわけですが、ここは我々アフィエイター側もみならう必要があるものと思われます。

つまり、「サイト再訪問のリピーターをいかにしてゲットするか?」ということになりますが、自サイトのアクセス解析を分析してみて、再訪問者の割合をいかにして増やすかを追求すべきです。

具体的には、リスティング広告などでお金を出して最初の訪問者をゲットすることもできるかもしれませんが、そもそもペラサイトの場合は2度と訪問されないはずですので、かけたお金が無駄になる可能性があります。

まずはコンテンツを充実させ、リピーターの割合が徐々に増えてきた際にでも、広告費用をかけるなどして対応するとよいかもしれませんね。

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